ICHIGOICHIE POP-UP STORE #03 山田 真萬さん | SERENDOUCE CRAFTS

2022/03/15 18:00

沖縄を代表する陶芸家の一人、山田真萬さん。工房を構えるやちむんの里にあるギャラリーを訪れると、格式高くも、エネルギーに満ちた作品に目を奪われます。


30代後半の頃は無地の美しさを追い求めていたといいます。日本民藝館の柳宗理さんや鈴木繁男さんのからの「やりたいと願ったことに向かって、一途に前へ進んでください」という言葉が大きな転機となり、鮮やかな顔料で大胆に絵付けをしていく今のスタイルを極めていくことなります。絵付けは、光や風の動き、虫の音、自然の状況が伝わってくる外の場所で行い、集中して、自らを開放して自分を取り囲む自然を受け入れながら、筆を動かします。

 

 代表作は赤を用いて絵付けされた赤絵です。ダイナミックな筆使い、豊かな色彩感覚は、エネルギーにあふれながらもおおらかで、見ているだけでも楽しい作品です。大地の色も情熱的な赤い色が好きな山田さん。沖縄の開放された空のものと、暖かい風を受けて制作すると気持ちも絵付けもおおらかになるとのこと。

 

作陶する中で、インスパイアされているものは沖縄の自然にあると語ります。

「沖縄の強い日差しの中で育った植物は、色も鮮やかで、輪郭もはっきりとしています。海を泳ぐ魚も同じで原色に近いです。自然と共に暮らす沖縄の人々には、無意識にそんな色彩感覚が染み付いていて、自ずと影響を受けているのだと思います。自分の身近なものを絶えずしっかりと見て捉えることが、やきものの基本です。そして、やきものは全体を表現するもの。空や海の表情、風や夕陽、人の動きなど、ひとつひとつの色彩や形が全体に通じていて、融合した時に表現となるのだと考えています。」

 

 湧きだすような沖縄の自然のエネルギーを感じる作品に触れてみませんか? 



山田 真萬/Shinman YAMADA

国内はもちろん、海外での活動も活発に行っており、作品は高い評価を得ている。

自然に湧き出る感性から生まれる大胆な筆使いと豊かな色彩感覚が織りなす作品は現代やちむんの最高峰との呼び声も高い。

 

沖縄県那覇市生まれ。

戦後の壺屋焼きを代表する故小橋川 永昌氏に師事。

1975年、米テキサス州サンアントニオ市で個展。

1979年、沖縄県中頭郡読谷村に9連房の登り窯、読谷山窯を開窯。

1984年、日本民藝館展奨励賞受賞。

1986年、日本民藝館賞を受賞。



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